歴史（淡路）

井上こみち・著

サイズ：A5
ページ：132P
ISBNコード： 9784343012685
発行日：2025年4月

古来より、浜辺に生息し、万葉歌にもうたわれた淡路島のシンボル・バード、シロチドリ。
身近な鳥なのに存在をあまり知られず、絶滅の危機にひんしている。
本書は、シロチドリの生態や生息数などを淡路島で調査し、保護活動に尽力する獣医師親子と、その活動に協力する人たちの、心温まる物語。
【目次】
第一章　北国の空に ふるさとを想う
　　　　北国で修業／本邦初のコオロギ発見／千里、従軍獣医師になる　　　　
第二章　シロチドリたち よろしく！ 　　　　　　　　　　　　　　
　　　　ミカドキジを育てる／撮らずにはいられない／第二の餌場は川洲だった／
　　　　薄暮の目覚め／保護色の天才／「擬傷」すがたを目撃　　　　 　
第三章　シンボルバードを護ろう
　　　　留鳥と渡り鳥／冬の浜辺で見た！　九十五羽／野鳥のための禁猟区／
　　　　飼育下の繁殖に成功／繁殖の試みは官民一体で
第四章　千里の墓に誓う
　　　　兄弟の視点の先に／キジの放鳥／認めたくない数字／クチキコオロギ再発見
　　　　／千里の遺言
第五章　淡路の空 高く羽ばたけ
　　　　シロチドリ使者の飛来／島民への願い／「淡路島ちどり隊」の発足／
　　　　羽ばたけ ちどり隊　　　　　　　
　あとがきに代えて　山崎博道