歴史（兵庫）

神戸 佳文・著

サイズ： A5判
ページ：176p
ISBNコード： 978-4-343-01190-9
発行日：2023年4月

～忘れがたい仏像との出会い～
兵庫県立歴史博物館で仏教彫刻を長年担当してきた著者が、記憶に残る仏像との出会いや、これまでに関わった多彩な仏像の魅力を余すところなく紹介。
調査・発見時の興味深い余話や、ビギナーにも役立つ用語解説付。

【内容の一部】
◎第一章　奈良・平安時代の仏像
阿弥陀如来坐像の乾漆仏頭（金蔵寺）脱活乾漆で造られた天平彫刻の美
不動明王坐像（瑠璃寺）端正な忿怒を見せるイケメン不動
十一面観音立像（酒見寺）切れ長の眼と脚部の翻派式衣文の魅力
薬師如来坐像（栄根寺薬師）阪神・淡路大震災で救出された仏像
コラム■鶴林寺銅造聖観音立像「あいたた観音」の意外な体重
◎第二章　鎌倉時代の仏像
釈迦如来坐像（慈眼寺）像内に記された無数の「阿弥陀仏名号」
阿弥陀如来坐像（萬勝寺）重源結縁長尾寺の半丈六仏か
西本尊千手観音立像（朝光寺）三十三間堂から移された謎を秘めた仏像
金剛力士立像（満願寺）仏像展に出展した最大の仏像
コラム■重要文化財となった作品の発見―調査時の担当者の驚き
◎第三章　兵庫ゆかりの仏師・僧侶
奈良康俊と京都康俊の仏像について
恵便と法道仙人
近世前期の仏師の世代継承～七条仏師・大坂仏師・播磨の仏師～
コラム■仏像と景勝地巡りのきかっけになった切手収集